
何かしらのタスクを依頼する時、相手への気遣いとしてつい「お手隙でお願いします」と言ってしまうことはありませんか?
一見、相手のペースを尊重した言葉に聞こえますが、この言葉の裏側で、実は「いつやるか決める」というタスク管理を相手に押し付けてしまっているのでは? と思ったりしています。
本記事はコネヒト Advent Calendar 2025の19日目のエントリーです
「お手隙」の落とし穴
「お手隙」の「期限」をどう扱うべきかについて考えてみます。
「お手隙で」と言われたタスク、みなさんだったらどうしますか?いつやりますか?いつまでもToDoリストに残り続けたりしませんか?
相手の思っている「お手隙」の期限は今週中かもしれないし、今月中かもしれない・・・そこの認識を合わせないまま進めるのはお互い不幸になりそうですよね。
僕はこれが嫌なので、「期限ありますか?」や「いつまでに終わってると嬉しいですか?」と言ったことを聞いたりしています。
- まだやらなくていいか
- でも、あんまり遅くなると失礼かな?
- 今手が空いたけど、あの件とどっちを先にやるべき?
このように、「お手隙」を依頼された相手は「いつ実行するか」という判断を常に行う必要があります。
つまり、作業そのものの負荷だけでなく、管理コストまで相手に押し付けてしまっているのです。結果的に相手のパフォーマンスを下げてしまいかねません。
また、タスクを依頼した方も、自分の思う「期待値」までに相手から返事がなかったら、「これ終わってるかな・・・リマインドしようかな、どうしよう」といったことにマインドを取られかねません。
じゃあ「お手隙」でお願いしたいタスクはないのか?
ただ、本当に「お手隙」でOKなタスクもあるかなと思います。
例えば、相手に依頼されたタスクをこなして、相手に連絡するときに「こちら完了したので、お手隙に確認お願いします」などが思い浮かびました。
これは相手から依頼されているタスクなので、「お手隙に確認お願いします」という伝え方であっても、相手は所定の日時までに必ず確認するだろう、という期待値があるので「お手隙」という言葉を使っても大丈夫だと思っています。
「自分にボールが返ってくる仕事かどうか」で使い分ける
なので私は「そのタスクのボールが、自分に返ってくる必要があるかどうか」を基準にするのが良いかなと思っています。
自分にボールが返ってきて欲しいタスクは必ず「期限」をセットにする
相手が作業した後に、自分が確認したり、次の工程に進んだりする必要がある場合に関しては、必ず「いつまでに」という期限をセットで伝えるべきです。
これは「絶対にその日までにやれ」というわけではなく、「私の希望としては、この日までに欲しい」という意思表示をまず投げることが重要だと思います。
- まずは伝える(スタート地点): 「来週の水曜日までにいただけると助かります」
- 相手の反応を待つ: 「OKです」なのか、「水曜は厳しいです」なのか。
ここで初めて「じゃあ金曜ならどう?」といったコミュニケーションが発生します。期限の提示はコミュニケーションのスタートラインです。
自分にボールが返ってこなくて良いタスクは「お手隙に」でOK
一方で、全ての仕事に明確な期限があるわけではありません。
例えば、先の例や、返信不要の報告など、「相手が見て終わり」なものもあります。
このように自分の次のアクションに影響しない場合は、「お手隙の際にご確認ください」という言葉が、本来の「相手のペースを尊重」していると思います。
さいごに
期限があることで、相手には以下ようなメリットがあると思います。
- タスクの優先順位がつけやすくなる
- 「いつやろうか」と迷う時間がなくなる
- 完了した時に「遅くなってすみません」と無駄に謝らなくて済む
コミュニケーションを取って明確な期限を提示することあは、真の「気遣い」と言えるのではないでしょうか。