First Draft

すべては下書きです

育休の振り返り

先日、第1子が誕生し、約3ヶ月間の育休を取得しました。

普段仕事で「家族」や「ママ・パパ」に向き合っている僕ですが、ついに自分自身がその当事者となりました。

この3ヶ月間育児に携わって感じたこと、体験、気づきについて簡単に振り返ってみようと思います。

本記事はコネヒト Advent Calendar 2025の5日目のエントリーです

出産

出産は計画無痛分娩でした。出産予定日の数日前からお休みをもらっていたこともあり、無事、出産にも立ち会うことができました。

子供が産まれた瞬間、大袈裟ではなく、本当に「後光」が差して見えました。「感動」という言葉はこの日のためにあるんじゃないか?と思うほど感情が揺さぶられました。

その日は帰りの時間が遅くなり電車がなかったので、タクシーで帰りました。

その足で「日高屋」に入りひとりでビールを煽りました。この時のビールの味は一生忘れないと思います。(ちなみに、日高屋で1人祝杯をあげていたことは妻に話していません。この記事が公開されるとバレると思います)

至高の一杯

3ヶ月間のスプリント(時系列の過ごし方)

育休期間をざっくりフェーズ分けすると、以下のような感じでした。

振り返ってみると一瞬でしたが、この3ヶ月ですら子供の成長は凄まじいです。昨日までできなかったことが急にできるようになったり、買ったばかりの服がもうパツパツになったり・・・嬉しいと同時に寂しさと、一瞬一瞬の大切さ、みたいなものをしみじみと感じました。

1ヶ月目

最初の1ヶ月は外出も最低限。妻と2交代制のシフトを組みました。

僕はAM5〜6時頃まで起きている「夜勤担当」。そこから妻にバトンタッチして就寝し、昼12時頃に起きる生活をしていました。

Nano Banana作

深夜の孤独な時間は、Netflixが相棒でした。

主に海外ドラマを見ていたのですが、「ペーパー・ハウス」 というドラマが面白かったです。(「プリズン・ブレイク」などが好きな方は楽しめると思うので、ぜひ!)

2ヶ月目

子供が夜に結構寝てくれるようになり、家族3人で寝られるようになりました。

とはいえ深夜に一度は空腹アラート(泣き声)が鳴るので、そのタイミングでミルクをあげるのが僕の役目でした。

ほぼ母乳育児だったこともあり、2ヶ月を過ぎてから僕がミルクをあげられるのはこの深夜の1回きりでした。眠気で白目になりつつも必死にミルクを吸う子供の姿を見るのが密かな楽しみでした。

この頃になるとタミータイム(うつ伏せ練習)で首も少しずつですが安定し始めました。

ただ、寝かしつけは結構ハードモードで、寝かそうとベッドに連れていくと黄昏泣きが30分〜1時間ほど続きました。

Nano Banana作

3ヶ月目

子供が自分の体を認識し始め、手をじっと見たり、おもちゃを掴んだりし始めました。

特に「ぞうきんのうた(ラ・ラ・ラぞうきん)」への反応が異常に良く、手遊びをするとニコッーーーっと笑うのが最高でした。手遊びは妻が積極的に調べて実践してくれていたので、そのおかげだと思います。

この頃には寝かしつけも比較的楽になり、母乳を飲んだらベッドに連れていき、メリーを付けて数分経つと自分で寝てくれることが増えてきました。(たまにぐずるときもありますが)

Nano Banana作

子育てをして改めて気づいたこと

外出のハードルが上がる

大人だけなら「出かけよう」と思ってから30分もあれば家を出られると思います。

しかし、子供がいるとそうはいきません。

  • 前回のミルクは何時間前か?(外出中にお腹減らないかな?)
  • おでかけバックのおむつの在庫はある?
  • 着替えなどは荷物にちゃんと入ってる?
  • 移動手段は抱っこ紐かベビーカーか?

などなど・・・

これらが自分の準備にプラスαされるので、家を出発するまでにいくつもハードルがあります。 (準備中に子供のおむつ替えが発生する、なんてこともありました)

上下移動が大変

ベビーカーでの移動において電車を使用する場合は、必然的にエレベーターを探す必要があります。

僕が体験した中で一番大変だったのが日比谷駅でした。

千代田線から日比谷線への乗り換え。これがもう鬼畜レベルの難易度で、乗り換えだけで15分はかかりました。(普通なら3分くらいで乗り換えられます)

漫然と「エレベーター移動って大変だろうな」とは思っていましたが、めちゃくちゃ解像度があがりました。普通に生活していたら絶対気づかない視点だったと思います。

ワンオペ外出の課題

積極的に子供と2人きりでの外出にもトライしてみましたが、いろんな課題がありました。

中でも以下2点は結構困りました。

トイレに行きずらい問題

ベビーカーだと多目的トイレが必須です。また、抱っこ紐の場合、抱っこ紐を装着したまま個室でギリギリ可能か…!?という温度感です。親が2人いればどちらかが見ていれば良いのですが、1人だと結構ハードル高いなと思いました。

もしこれから子供と2人で外出しようとしている方がいたら「自宅で抱っこ紐を付けたまま用を足す練習(リハーサル)」をしておくことをおすすめします。現場でのぶつけ本番はそこそこリスクがありそうです。

ゆっくり休める場所が少ない

子供はいつ泣き出すか分からないランダム要素の塊です。

散歩で少し疲れたからカフェでも入って休もうかな〜と思い入店するも、静かなカフェで泣かれた時のプレッシャーは凄まじく、10分で撤退したこともありました。その時は熱いコーヒーを一気に飲んで退店しました。

「乳幼児連れ限定カフェ 〜子供は泣き放題!〜」みたいな場所があれば、間違いなく頻繁に利用していたと思います。

外食における「海鮮丼」最強説

以前、仕事でのユーザーインタビューで「なぜ外食時のテーブルで、子供はママの横に座るのか?」という話を聞き、「確かに」と思ったことがありました。

そこで、3人で外食に行く際は、意図的に僕の隣に子供を配置してみました。

そこで分かったこととしては

  • 温かいものを頼んではいけない(冷める可能性が高い)
  • 料理を味わう余裕が少ない(常に子供の挙動監視に脳のCPUを持っていかれる)

ということです。

子供がグズると食事は中断され、復帰した頃には料理は冷めきっています。

そんな中でおすすめな料理としては「海鮮丼」です。冷めても味の劣化が少なく、スプーンでかき込めます。栄養バランスも良いので、30半ばの僕としては最高の料理だと思いました。

「静」の疲労と「動」の回復

1ヶ月検診までの生後1ヶ月間は、変な菌を持ち込んだら大変ということもあり、ほぼ外出せずに自宅に引きこもって生活していました。その結果、僕のメンタルに異変が生じました。

「何をしても楽しくない」という状態になり、妻にも「表情が『無』だよ」と心配される始末。

今振り返ってみると、いわゆる「産後うつ」に近い状態だったのかも?しれません。(産後うつは男女ともになる可能性があります*1

妻が「飲みに行っておいでよ」と背中を押してくれたということもあり、1ヶ月検診が過ぎてからは定期的に外に出るようにしました。ここで変に意地を張って「大丈夫」と言わなくて良かったと思います。自分が壊れたら一番被害を受けるのは妻と子供なので。

また、育児は「静」の疲労が溜まりがちかなと思います。(少なくとも僕はそうでした)

「静」の疲労は「動」で回復するのが良いという噂だったので、毎日のランニングや自重トレーニングを取り入れました。これで徐々に元気を取り戻せました。

育児はキャリアと同じで長距離走です。短距離走のペースで走るとどこかで息切れするタイミングがあります。

自分に合った回復方法(リカバリー策)を見つけ、パートナーとお互いにフォローし合う体制が何より重要だと実感しました。

かわいいは正義

赤ちゃんはすごいです。(突然

「かわいいだけで全部許せる」という強力な機能を実装して誕生してきます。

人類を作った何者かは、賢い奴だなと思いました。脳が赤ちゃんを「守りたい」と思うように設計していると思います。

それと同時に、これほど可愛く素晴らしい存在が減っていく「少子化」という現象は、できればどうにかしたいな、と思う気持ちも強まりました。

最後に

3ヶ月の育休最終日、妻に「どうだった?」と聞いたところ、「助かった、ありがとう」と言ってもらえました。子供と妻が元気でいてくれる。それだけで、育休を取って良かったと心から思いました。

快く育休を承諾してくれた会社にも感謝しています。(ありがたいことに、本当に3ヶ月で良いの?という話もしてくれました)

この3ヶ月で得た体験も元に、PdM・エンジニアとして、これからも家族を支えるプロダクト作りに励みたいと思います。